いつも 100 % と出る数字
Stats4U のどこにも再訪者の数字はない。手が回らなかったから無いのではない。一度は作られ、本物のデータで走らせ、2026 年 8 月 27 日に取り外された。出てきた数字が初回訪問 100.0 % だったからだ — そしてそれは、どのカウンターでも、毎日、いつまでも同じことを言い続ける。
理由はハッシュの材料のひとつにある。
日付が材料のひとつになっている
クッキーを使わずに訪問者を数えるとは、その日のあいだだけサービスが見分けられて、以後は二度と見分けられない名前を一人ひとりに与えるということだ。その名前は SHA-256 ハッシュの先頭十六バイトで、五つのものから作られる。秘密のソルト、今日の日付、カウンターの番号、IP アドレス、そしてブラウザーの名乗りである。
日付はわざと入っている。仮名を失効させているのがそれだ。抜けば、同じ人が同じ名前を訪問から訪問へ、際限なく持ち歩く — それはクッキーの小さい版ではなく、大きい版である。誰も消せず、誰にも尋ねられないからだ。
その問い合わせが実際に返すもの
この表にはいま 17,717 行があり、三日分、742 のカウンターにまたがっている。そして異なるハッシュも 17,717 個ある。
同じ数である。ひとつとして二度は現れない。だから、あの枠を埋めるはずだった問い合わせ — 同じカウンター、同じハッシュ、二つ以上の日付で見つかること — は一行も拾わない。初回訪問、100.0 %。
静かな一日でもなければ、小さな標本でもない。三日ぶんの普通のアクセスであり、答えは構造として固定されている。百万人の熱心な読者がいるカウンターでも 100 % と出ただろう。
直せる不具合ではない
その数字が欲しいなら、直し方は日付を材料から抜くことだ。その一手で、日ごとの仮名は恒久的な識別子に変わる。クッキーのないスーパークッキー。見えず、消せず、訪問者がわざと差し出したのではないデータから導かれる。数字は本物になり、その代金は、この数え方を弁護できるものにしていた性質そのものだった。
どのみち成り立たない理由がもう一つある。この表は二日しか保たない。それより古いものは夜間の掃除が消していくので、たとえ安定したハッシュがあっても、必要になった頃には比べる相手がいない。
隣の問い、こちらには答えがある
「また来るか」はここでは答えられない。「もっと奥まで行くか」は答えられる。しかもすでにあるデータ、カウンターごと・日ごとのアクセス数と訪問者数からだ。
同じ三日でみると、訪問者あたり 2.93、2.89、2.36 ページになる。これは本物のものを本物に測った値で、サイトが変われば動く — ページに数字を載せるのは、まさにそのためである。
なぜ一本書く価値があるのか
「新規訪問者 100 %」と書かれた枠は、壊れているようには見えない。発見のように見える。誰かがそれを理由にトップページを作り直しかねない。
この壊れ方ははっきりしていて、しかもよくある。自分の保存形式の副産物でしかない数字が、世界についての事実として差し出される。防ぎ方は一つ、問い合わせを一度走らせ、答えを見て、これが別の値になりようがあったかと問うことだ。ここではなりようがなく、そこでこの機能は終わった。